理事長所信

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太陽 それは自ら熱く燃え、眩しく輝き、星を照らし、命に温もりを与える。 
太陽になろう。一般社団法人 愛知中央青年会議所が地域のJCとして、そしてメンバー全員がまちのJayceeとして、地域や人に欠くことのできない「太陽」のような存在となり、地域を結束させ、大きなエネルギーを人々へ届けよう。自らが熱く燃え、地域を照らし、人を輝かせ、命に温もりを与えよう。

はじめに

 1981年、地域を愛し、人を愛し、家族を愛する勇壮なる情熱をもった若者によって、愛知三好青年会議所は誕生しました。それから32年もの間、“明るい豊かな社会”の実現という志を同じく集った諸先輩方の情熱ある命のバトンの繋がりによって、この地域の未来を創造し活動してまいりました。そして33年目を迎えた本年、先輩から受け継いだ熱い命の宿ったバトンを心に抱き、志を同じく集った仲間と共に新たなる地域の未来を創造し、活動してまいります。
 2004年、私は青年会議所の一員に加わらせていただきました。以後、友情、奉仕、修練、を信条として尊び、英知と勇気と情熱をもって数多くの事業を通じ活動することで仕事では得る事のできない、知ることのできない、なにものにも変えられない宝物を頂くことが出来ました。その宝物とは、地域や人との繋がり、知識や経験、体験、そして何よりも友情であります。熱き友情は情熱へと燃え上がりひとつの「太陽」となって光り輝き、人々を照らし地域を明るくします。そしてその輝きに共感して頂ける人々と共に、新たなるまちづくりを創造し、命のバトンを次代へ繋ぐ活動をしてまいります。
 2011年3月、東日本大震災は発生致しました。震災と原子力発電所の事故によって日本は未曾有の危機に遭遇し、日本中が大きな不安の中にありました。そして今もその事後処理や復興活動は継続中であります。未来を憂い、先の見えない混沌とした今、この時だからこそ青年会議所が立ち上がるべきであると思います。一人ひとりが情熱をもって輝く「太陽」となり、熱き想いを持った志を同じくするJayceeの仲間と共に力を合わせ、家族に温もりを与え、地域、そして日本を照らし、人々を輝かせる、そんな青年会議所でありましょう。




― 仲間とあゆむJC ― 
(目標に向かって進む仲間へ火を燈す太陽になろう)

青年会議所活動は一人ではできません。仲間があってこその活動であることは言うまでもありません。近年、青年会議所の会員数は減少傾向にあります。我がLOMも同じ状況にあり、これからの先を見据えてみるとLOMの組織を維持、運営していくことも危惧される状況にあります。これは現実的に今まで多数のメンバーで協力、分担して来た役割や作業を近い将来少数のメンバーで補わなくてならなくなり、組織の負担はやがて個人の負担になっていきます。そして何よりも同じ志を持った仲間の減少は、メンバー自身の志を組織の力へ変えて地域で活躍する青年会議所として、その目指す“明るい豊かな社会”の実現を掲げたまちづくり運動に大きく影響してしまいます。今ここで、もう一度LOMの一人ひとりがこの危機的状況であることの問題意識を再認識し、共有をして真剣に考え、仲間と協力してこの状況と闘いましょう。そして自身が思う青年会議所に抱く魅力をひとりでも多くの地域の青年経済人の方に発信し伝えていきましょう。一人より二人、二人より三人と、より多くの新しい仲間と共に“明るい豊かな社会”の実現を目指し、地域で必要とされる青年会議所、楽しく魅力ある青年会議所を目指し歩みましょう。そのためには、LOMメンバー全員の熱い想いと力が必要となります。今、厳しい時代であるからこそ、LOMが一致団結し、一人ひとりが明るく輝き、熱く燃える情熱をもった「太陽」となって、多くの心に火を燈しましょう。

― 地域とあゆむJC ― 
(地域を照らす太陽になろう)

一般社団法人 愛知中央青年会議所は、1981年の誕生以来、公益社団法人 日本青年会議所の事業目的である“社会と人間の開発”を指針として、時に百年森運動を掲げ、例会での事業は勿論、抱きしめてAichiLake事業など様々な地域に根ざしたまちづくり運動を展開してまいりました。そして、より地域に根ざした活動ができるように、地域の声を聞き、地域に必要とされる青年会議所となるために日進市、みよし市、長久手市、東郷町の3市1町から構成される活動エリアに各支部会を組織し、マニフェスト型公開討論会をはじめ、各市町の独自のお祭りやイベントの実行委員会への参画や参加を積極的に活動してまいりました。しかしその認知度や期待の度合いにおいては地域によってはまだまだ偏りがあるようにも見えます。その要因としては青年会議所の単年度制という制約、そのための継続事業を行うことの難しさ、支部会メンバーの不足など様々です。このままでは変りません。今こそ原点に立ち返り、“明るい豊かな社会”の実現に向け活動しましょう。そのためにはLOMメンバー一人ひとりが熱く燃える、光輝くひとつの「太陽」となって活躍し、3市1町の各支部会をさらに活性化しましょう。そして諸先輩方のご尽力により構築されてきた地域のネットワークを活かし、再度地域の声に耳を傾け、地域に必要とされる支部会となり、光り輝くひとつの「太陽」の力を結集し、まちづくりに欠くことのできない大きく輝く「太陽」の様なLOMとなって地域を照らし輝かせましょう。

<一般社団法人として>

 2012年度、社団法人 愛知中央青年会議所はメンバー全員の総意をもって一般社団法人格の取得の申請をさせていただきました。そして本年度、一般社団法人元年として一般社団法人 愛知中央青年会議所として新たなる一歩を歩みだしました。それにより、法人格の制限に偏り、凝り固まることなく、よりLOMメンバーのスキルアップに繋がる事業や会社や家族、友人へ還元することができる事業、3市1町の行政や住民、各諸団体と連携し、地域に必要とされる事業の展開が可能となります。より一層、地域の人々と共に歩むことのできるLOMとなりましょう。

― 未来とあゆむJC  ― 
(次代を受け継ぐ者を育む太陽になろう)

 近年、未来を担う「人財」である、子供たちの中で、いじめや自殺問題がさらに増殖傾向にあります。大変嘆かわしいことです。そんな社会を作ってしまった原因として、日々先進する現代社会において、人と人との繋がりの希薄化が進み、「公」の意識より「利」の意識を優先する「自分さえ良ければそれで良い」といった利己的な考えが蔓延している社会であり、その現代社会を担う大人自身においても、日本人として誇るべき和を重んじる精神、古きよき日本の道徳心、相手を慮る思いやりの心が伝えられていないことが言えるでしょう。そこで、このような時代であればこそ、人や地域に影響力があり、数々の事業を通して子供たちに古き良き日本の心を伝えてきた青年会議所の力を活かし、変えていく時ではないでしょうか。教育の根幹である「道徳」と「伝統」を見つめ直し、公益社団法人 日本青年会議所が今まで展開してきた様々なプログラムや、LOMの青少年事業、寺子屋事業を通して、道徳心を育む運動「徳育」を推進し、この地域の未来、この日本の未来を担う「人財」である子供たちの未来を輝かせるために私たち大人が、そして青年会議所メンバーが「太陽」となって明るく照らし育み、そして導いていきましょう。

― リーダーとしてあゆむJC ― 
(行動をして未来を示す太陽になろう)

 青年会議所は単年度制の会議体組織であり、その組織の中でメンバー各々が毎年異なる与えられた役割を担い全うすることでメンバー自身の成長に繋がり、メンバーそれぞれの仕事や活動にJC活動で培った知識や経験をフィードバックすることができる団体であります。地域社会のためになる事業は勿論のこと、青年会議所メンバー自身が多様化するマネジメントの手法を学び、コミュニケーション力や各々の人間力を引き出すノウハウを身につけることでメンバー自身の成長に繋がり、そのメンバー自身の成長は、会社、地域、家庭の成長へ繋がり大変な財産になります。LOMの事業を通してメンバー自身が切磋琢磨し成長し、活き活きと光輝く姿で率先し行動することで未来を示す、そんな眩しく人を惹きつけ情熱を与えることのできる「太陽」のような、Jayceeになりましょう。


― LOMみんなと歩むJC ―
(心を通わせ一人ひとりが輝く太陽になろう)

地域社会に必要とされ、喜ばれるJCであるためには、LOMのメンバー自身が青年会議所活動に誇りを持ち、仲間への愛と友情や自分へ自信を持つことが大切です。そのためには青年会議所活動を通じて、メンバー同士が積極的に交流し、行動を共にして、時には厳しいことも共有しながら切磋琢磨することで、お互いを理解し合い、認め合い、助け合い、そんな中から仲間への愛と友情が芽生えます。そして、このことは一人ひとりに変化をもたらし、進化となって成長へと繋がり自信となります。仲間への愛と友情を尊び、自分に自信を持つことのできる誇りあるLOMにしていきましょう。またLOMの活動エリアには行政をはじめNPO、各諸団体が存在し精力的に活動されております。しかし我々青年会議所との交流は年間を通して、一部の組織と一部の例会や事業の限られた機会のみお会いする程度に止まっております。これは大変勿体無いことです。我々、一般社団法人愛知中央青年会議所の活動をより地域にご理解いただくために、積極的に地域と交流し、心を通わせながら、まちづくりへの想いを伝え合いましょう。そして同時に青年会議所活動の魅力を一人でも多くの方へ伝え、新しい賛同者や協力者を増やし“明るい豊かな社会”の実現を目指し、メンバー一人ひとりが輝く太陽となって活動していきましょう。

<会議の場>

 会議とは、会い議を論じ、集ったメンバーの想いを伝え合い、意思決定をする場であります。青年会議所は会議体であります、会議という場で語り合い、お互いの想いを理解し尊重することで、メンバーの仲間意識が共有され、LOMの事業がより良いものとなります。無駄な会議はひとつとして存在しません。集ったメンバーの大切な命と時間で共有する会議の場です。その重要性を再度認識し、会議の目的を明確に持ち、本当に必要な建設的で生産性のある会議をしましょう。そして委員会においては、委員会内部の役割を今一度確認し徹底して下さい。理事構成メンバーはその責任を自覚し、一回の理事会、一回の委員会を大切に開催して下さい。会議の場をその都度大切にして、まちを想い、LOMを想い、相手を想う議論はLOMのとても良いエネルギーとなります。淀むことなく、溜めることなく、常に互いの意見を交換し合い情熱と活気のあるLOMを目指しましょう。

― 月の存在 ―

 自らが「太陽」となるためには、必ず「月」となりえる人の存在を忘れてはなりません。家族をはじめ会社や仕事の仲間、友人など、メンバー各々の立場や活動の仕方で「月」となりうる存在は違っていますが、眠れない夜を優しく見守ってくれる「月」、夜道を照らし示してくれる「月」、常日頃から「月」となりえる人、「月」と想える人に心から感謝をして青年会議所活動を邁進してまいりましょう。青年会議所活動を通して「太陽」が強く明るく輝けば輝くほど「月」も美しく輝きます。メンバー自らが「月」を照らし美しく輝かせられるよう、元気で熱い「太陽」となりましょう。
さいごに
 過去、4町であった当LOMの活動エリアも今や3市1町となり、2005年の愛・地球博の開催も拍車となり、人口も年々増加の一途を辿っております。2012年度版の全国都市・住みよさランキングでは当LOMの活動エリアがトップ10に入りました。その理由として実感させていただくのが行政や各諸団体の皆様、青年会議所をご卒業された諸先輩皆様のまちを想う常日ごろからの絶え間ない地道な活動があればこその繁栄であると確信しております。私は青年会議所に入会させていただき、以後沢山の事業を通じて様々な出会いがあり、沢山の繋がりを得、とても大切な経験をさせていただきました。これは私の人生にとってかけがえのない宝物です。青年会議所は40歳で卒業です。青年会議所の三信条「友情、奉仕、修練」を通して得ることのできる様々な経験、そして悲しみや喜び、その楽しさは卒業してしまえば人生で2度と味わうことができません。その宝物を大切に、一瞬一瞬を噛み締めながら、卒業後10年、20年、30年隔てた後においてもお互いを称え、分ち合えるであろう、仲間と共に一人ひとりが「友情・奉仕・修練」の三信条を胸に光輝くJayceeであり、「英知」と「勇気」と「情熱」をエネルギーに明るく燃え輝く「太陽」のようなLOMとして、この地の百年先(みらい)を照らし、「明るい豊かな社会」の実現を目指し、2013年度を邁進してまいりましょう。


自らが情熱をもって、熱く燃えあがり、地域を照らし、人を輝かせ、命に温もりを与える、そんな太陽のようなJayceeであろう。

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